2026/04/01 09:55

栗原

栗原という家にすいこまれたわたしの背中をさわりつづけるのは一つの道徳だよ。ポールと名乗る風船が上がっていき。そこで地位をえようとするきみもきみだが、上半身をばらつかせながら中学生がやってくる。その...

2026/03/16 09:17

高級

古い免許証に筋肉の写真、田中もその上を這っている。それを延長していくと「倒れたふたりの男性」にいたりつく、岩のすき間の。顔をつなぎあわせても花の畑が見えることはない。やがて沈み込む焼肉のように、腹...

2026/03/01 08:34

ゆでた駐車場

中小企業がなめる指で破ったメモには「ばかの肉体」。わたしはそれにぶらさがるよ、ゆでた駐車場と呼ばれようともな。あなたの口から入ると、だれもが「大衆」となって気化してしまう。そういうメロンもふくめた...

2026/02/26 18:31

小峰慎也「ワイン 他二篇」-現代詩手帖 2026年3月

小峰慎也「ワイン 他二篇」-現代詩手帖 2026年3月 http://www.shichosha.co.jp/gendaishitecho/

2026/02/23 12:30

眠いので

眠いので眠いので目をつぶっていたらわからない布地が思い浮かんだ布地以外のものは思っていないわたしのきょうだいは3人ですタイの僧侶らしき若いめがねをかけておりはしゃぐというかからだをななめにしたりし...

2026/02/16 09:27

マッサージ

しばらくにせものの水が出ていた。もやもやした建築家がわたしのふとんのなかであばれまわっている。とは目で可燃物を見つけて終わるような話じゃない。いや、普段着で来いっていったよな。鳥のマッサージ店には...

2026/02/01 09:28

谷

久しぶりに履いたズボンのポケットが小さすぎるという問題で、大物芸能人が上下逆さになる。ほんとうの夏が来たということか? 鞭をふるう人の川が気持ちいい。ずるずるっと人を引きずって桃が運ばれてきた。花...

2026/01/16 19:06

夢中

畑であり、人体でもある村に五人の男性は長くいられない。いまはわたしたちのあいだを流れる電流が神のかわりに法律を焼いてくれる。ながめて、そしてはちきれて。このスパイめがっ。と、顔のながれる家からやっ...

2026/01/01 15:53

庭の頭

この人物が傾いている。その向こうを信じますか。とすいこまれるおばさんを見送った。小屋が風景になるまで力を入れる。階段の上からSFをさけぶと虫の先で笑ってくれた。お祝いはこれでいいですか。ぼくにはむず...

2025/12/16 13:30

無敵

私の体重は猫の手も借りたいほどだ。って、前も書いたか? ずいぶんわかりやすい絵ですね。これだけ暑いと、自分にふさわしいボールが見つかりそうでこわくなりますよ。「もう寝たほうがいい」。制服がまわって...

2025/12/01 15:48

全身

目がひかって後頭部から飛び出したいきおいで、「わたしのガムがおとろえて」とわかりにくい話がはじまる。あんたは唯一の相棒だ、濃縮ウランのことしか考えられませんよ。「いつの小学生?」という疑問が木の力...

2025/11/25 10:07

たぬき 『現代詩手帖』2025年12月

あと、アンソロジーに「たぬき」という詩が載っています。-『現代詩手帖』2025年12月

2025/11/25 10:07

そこに行きなさい。-詩書展望

そこに行きなさい。-詩書展望 『現代詩手帖』2025年12月 http://www.shichosha.co.jp/gendaishitecho/1年間担当した詩書月評の最終回です。読んでくださった方も、読んでくださらなかった方も、ありがとうござ...

2025/11/16 14:50

蚊

おまえは豆を飲んでいればいい、と自分に。そして雨の中に袋をしかければいい。なにをごまかしているのですか。ねこをごまかしています。「なんだこの本格的な人物は、蟹のうしろから流れているではないか」。ど...

2025/11/01 10:11

加藤と作品

すぐ半袖になる人が中央にいる道路でこけしを信じる。ムッシュ、わたしが空を飛べないのは腹で懺悔しているからだろうか。指を組み合わせて豚が触れてくる。早く「方向」になりたーい。カリフォルニアの体重を受...