2023/08/16 09:50
「検尿の横浜」という題で走る車をかたっぱしから作りかけの袋に入れる。はじめて聞く音じゃないだろ? 階段を下りてくる。口だけが縞になっている人がいう「千利休」の中心。ここらへんかなというところで釣り...
2023/08/01 13:16
先のわかれた老人にじゃんけんで負けた。だから、くすぐったいか、バイクに乗ってる。「これでも人は死んでいくことができる」に指を出し入れしても、父から奴隷は出てこないと気づくまで川で遊んで来なさないな...
2023/07/16 16:52
おれって預言者だったのか。ところどころにどぎついものを入れていないと、人がついてこない、という錯覚が、思わぬ手ぶくろを放出する、そんな社会の暖房器具で気づいてしまった。鞭の顔を振るう上流階級の輪の...
2023/07/01 15:09
手でさわれるからといって存在しているとはかぎらないおばさんの向こうから日がのぼり、やがて南中する。犬の技術を使って。ゴミ箱の中で。季節はめぐり、ケチャップはなめられる。舌先の雨の中の歌舞伎。はわた...
2023/06/16 09:04
あぶら身のことで来たんですが、それ以上のいいわけは見苦しいですよ、高台がすずしいです。無重力が叩き折られた現場のまわりにわずかな粉が「今日は暑かったね」という文字を書きかけてテレビの中に吸われてし...
2023/06/15 16:05
自由詩時評 杉本真維子「OPQ」について(小峰慎也)-詩客 2023年6月16日号https://blog.goo.ne.jp/siikaryouzannpaku/e/6791ca6105add280e653a3add5f91dc9連載ではなく単発の時評。
2023/06/01 10:55
馬に抱きしめられてパパの俳句が行ったり来たり。指をはさむのは同じソースでいいですか。木の歴史がかわくまで、英語で鶏肉を食べるおばあさんのトラックにカラスのかたまりが流れる。こんな物語はいやだが、泣...
2023/05/16 10:30
同姓同名がなおらない。「ファミコンをちらし寿司のようにあつかう」ことにも飽きてきたというのに。そもそも、ねばねばしたてぶくろをいつも持っているとだれがいった。「集まった人生」でかきまわされたわたし...
2023/05/02 09:57
常温戦士前田マンから流れる糸のようなもの。いよいよ、どさっという音を出すぞ、わたしは。白人の陰茎を見るための列車は草木のあいだに明滅するのみ。石を入れた袋の帽子をかぶらなかった高齢者の魔法で目が小...
2023/04/28 21:17
坂多さんのあたらしい詩集―坂多瑩子『物語はおしゃべりより早く、汽車に乗って』(小峰慎也)-『びーぐる』第59号(2023年4月20日)http://www.miotsukushi.co.jp/newbooks/index.html#b466
2023/04/28 21:16
天沢退二郎『幽明偶輪歌』解題(小峰慎也)-『現代詩手帖』2023年4月号http://www.shichosha.co.jp/gendaishitecho/item_3013.html
2023/04/16 08:37
馬の背後から求人広告。ゆっくり、ゆっくりとだ、人間を蒸し返すのは。大仏の作り方もわからずにここに来ていたのですか? 三人の恋人を支えていた器具がぽきっと折れて、塗りなおされた放火犯が草原に寝ころん...
2023/04/01 11:22
今日のおやつは、踏みとどまった色の干しぶどうだ。この社会のいっさいはふるえている、そうじゃないか? 1994年だよ、心がやってきたのは。きみが目をつぶっていたあの時代に、逆さになった納豆が耳から入った...
2023/03/16 10:57
わたしの鎌倉のバスのうどん屋。そこでいくらうどんを進化させたところで、きみの妹が「これぞ名場面」という名を持つ蛇である事実は変わらない。鶴を殺したろう。あらゆるものごとが「中身」として見えるはずだ...