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鳥をかくまで
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鳥をかくまで 2024年2月5日、私家版。 29篇。 --- 鳥をかくまで 頭が痛くなってきた 腹もだ 腹が先かもしれない という人が ゆらゆらした紐をとおして 隣人をたずねる 「大分県統計グラフコンクール、中学一年のハミガキについて調べたものがよかったですね」 といってなかなかちんちんをしまわない隣人の中で 鳥の絵をかこうとすると犬の絵になってしまう 蝉のようなものが耳にあたった 午後 動物のワンポイントがある 滝に入る どうかぼくの美意識を捨ててください 田中の成長(貿易)がとまらない 握手した手が 脳でぬれている まず大きな紙 自転車に乗って 動く 理解してほしいものを 前に出して 暑いですか 戦車でも乗りますか --- 猫の舌 家と 塀のすきまで高齢者がとびはねていた どうしても肯定することのできない 歯車が やわらかくなって ときおりわたしのおしりを かすってくる あなたは早く人間をしまってください 暑くなりますよ 折れた猫の 折れていない舌のこと --- 日記 10月29日 自転車がパンクしていた もう一方のタイヤが擦り切れてだめになったばかりで もう新車を買った方が早いと いわれたばかりだった 朝 体の使い方の遠いほうまで行って ゴミをまとめていた人から 大きくなった 水を使うことなく なでつけるように自分を入れ替える 10月31日 今日は人は やわらかく並んでいた バスと警察車両が停車していた まだ熟しきっていない 模様が 気持ちの中で見えたことを 葛飾 として話してしまう 11月6日 奈良に行くはずのラベルが 「プール」を傷つけることになった その場かぎりのものだとはしらず 舌の一部かのように ふるまっていた 滝の流れが 流れきってしまったことの前で 腹と背中をくるくるさせるはめになるのだ --- 相撲 しばらく相撲のことしか考えられなかった(鶏肉のことも考えたが、相撲に結びつけてのことだ)。大相撲の初場所で大栄翔が優勝した記事を見たが、わたしの考える大栄翔ではなかった。大栄翔とはもっとこう大きなものだ。車輪はついていない。 市内放送を毎回楽しみにしている。新型コロナウイルスの鴻巣市内のいままでの感染者が200人を超え、ここ一週間でも〇人の新規感染者が確認されている。七十代女性が、大切なご家族の命を守るため、市役所の職員をよそおって電話をかけています。 「ものごとを「語る」ことができない。たいていのものごとが散らかった破片としてしか把握されていない。大きさのそろったものを重視しない人もいるが、わたしは思い出す。思い出すことで、自転車が走り出す。さっきまで汗をかいていたのに、誰もが蠅になって泣いている、そういう社会が立派な社会だ。」 ばあちゃん、いつも、ありがとう。 友人が自分で家の床を張ろうとして「水平を取るのがむずかしい」といっていた。知識人の前に出て相撲を取るのは久しぶりのことだ。 --- 飴をなめている 木曜日 うんこのようなものをしたあと 外で 菜の花を受け入れる 悪かったと泣く人のいる風景 口の中の飴は見えない すべては牛丼につめこんだ そして裏山にのぼり いつか 「もっと退化していきますね」 --- ロシア料理 ロシア料理のあいまいさについて 大きな声を出した人が勝ち というゲームで 金魚を飲み込んでしまった子供の 服を脱がせている うちに もっとほかに考えることはあるだろう と思ってしまう 犬なんか持っていませんよ 失礼な しかしそう見えてもおかしくない川を さかのぼってきたのはたしかだ 今年 オリンピックが開かれていたら 尻を出して柵をさわっていたかもしれない だからということではなく 赤ん坊が泣いてこまるというとき 漢字を使ってだまらせる ような光景が 「毛布で作られた大臣」のむこうまでひろがっている
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スカッ
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スカッ 2023年11月23日、私家版。 38篇。 --- 1953年 腕を分割していると、1953年を思い出さないか? 選挙で勝つにはそういう歌もうたわなければならない。赤っぽい足の「かつての感情」に襲われ、傷口から楽しそうな店が開いている。その大胆さなのだ、きみを阿弥陀如来と呼ばしめていたのは。 --- うまくいきそう 何かがうまくいきそうになること。それがゆるせない。古銭のおじさんに飛び込まれた顔を持つ女性の一瞬の油断が波紋のようににわとり全体をぬらしていく。つかまって。うしろむきになりなさい。ぜいたくばかりしやがって。血液型はA型です。 --- 正月 誰もいない牛が見える。小判で公民館を買ったあと、急にだるくなって、腹で転校生をばかにしたような透明な仕上がりだ。全力でやろうとしただけの祠の前で、犬が甘い汁を飛び散らせながら、否定を繰り返している。正月だなあ。また年を越えてきたのだ。 --- 蕎麦 ごめんなさい。精神的な演劇をしていたことがある。左手の漢字が落ちてあらためて手首から出てきたものがつるつるしてて。蕎麦もここまであると害になる。真ん中が桃色に光りながらトラックから落ちていく。ここは埼玉の中でも手でさわれる場所。 --- ロケット 民間人を巻き込む店に中世の快楽が。見まちがいだったのだろうか孔雀に食べられていた人たちは。それに引きかえわたしは、「ロケットは頼りになるなあ」としか思っていなかったのだ。大きな手が二人の人間をばらばらによろこばせる、ありがとうございました。
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すべて見えた
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すべて見えた 2020年3月20日、私家版。 --- 行儀よく さっききみの中によぎった 特長のない風景はなんだろう 「排他的な発言」袋の中の たしかな手 電車に乗ったときから感じている 子供たちをなでる手で すばやく「三」を書く 行儀よくしようとしすぎる客も困るでしょう? はっきりとわかるかたちで変化するから困るんだ 目を押さえて笑っている 切り取った昔のアヒル 小さな勝負しかしなくなって 腕をこすると あたり一面明るくなった --- タイヤ タイヤを16回たたいた朝だ。チリ紙交換の車が天空にすいこまれたあとの、「毎度おなじみ」地上の人々というわけか。洗濯物にまきこまれたままの姿で、「権利」について語っている。それはわかった。いまはその次の、素人からこぼれおちるアメリカをどうふきとるかという段階なのだ。 --- 眠いので 眠いので 目をつぶっていたらわからない布地が思い浮かんだ 布地以外のものは思っていない わたしのきょうだいは3人です タイの僧侶らしき 若いめがねをかけており はしゃぐというか からだをななめにしたりしながら 話をしているのかもしれない 「わたしのいうことはわかる」 子供たちが 板の上を列になって歩く音 水にぬれた両腕で立つ日をすててここにいる 忘れそうになるが 口だけが扉をたたいている 毎日見ている小さな 紙 何も書いてないが くたびれるまで折りたたんでたまに出しては 今日も人を助けたなあ と思う --- 負けたんでしょ いつ どこになじんだ道具があるか わからない 何度もおりる飛行機の中で いいたいことも 全部いった空き時間 みんな大丈夫だってわかってるけど ボールを投げて 左側がおさまるまで 川で少し 誰かの影響をうけていなよ --- まずしい旗 まずしい旗にかくれて くつ下を捨てたのだろうか 山をかたどった Tシャツを 布になるまで なびかせている 部分でしかない犬に見つめられて 給食を食べた歴史これも 中卒の弟が まきちらされた 二階でのこと 家の前のべこべこという 音をのぼって 泣くんじゃないよはい馬の腹にかくれた時代が長い --- 窓の家 妹が年をとりまして と近づいてきた友人の足首から炎が上がっている それをなめとりたい 中森明菜もそう思ってるはずだ この家は窓から入るんですよっていっていましたね テレビに出て ミジンコの水槽を割ってしまった 通信教育のおじさん 純粋なたのしみは 絵を洗ったあとのこと いっしょに虫のような小便をして うしろから声をかけられる そういうの、きらいじゃないぜ ---
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いい影響
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2016年10月1日、書肆梓刊。 --- M ぼくたちははっきりしてきたのだった あの方は 朝から生きている方だから 期待しすぎましたよ Mという字が小さくみえる トイレから出て 角のATMで 並んでいた ことがある。 「この庭で殴っても おまえの得にならないぞ」 まだ七月なのに 九月がはじまろうとしていた 指を 動かしていたからだろう 子供としてしたことが いまになって あらわれたのだ --- 健康表 ここは水色 ここは黄色で塗りましょう やかんのかたちのシール おおかみのかたちのシール 知らなくていいことまで知ってしまった山田さんの 旗が振られて どうしても正直になれないよ。 これが宇宙だなんて、 ちょっとあったかい だけじゃないか 春は 庭先の嵐 ビニール袋に電池を入れて持っている男 シャツの 上に この日の手が タオルをかけて 歩いている 「これは、表なんですよ」 やっと 女の子がもらえる 糸になったのだ もらった女の子です --- レコード どこか 田舎へ行って レコードつくろうよ ぼく 大きな声出すよ 小島のぼるみたいにさ 形になって バスタオルにくるまれて 君んちのお母さん 屋根にのぼったまんま 本名出してたでしょう これからってときに できたと思っちゃったんだね いくらでも わたしのために死んでくれるという人を 二人は持つこと 持ってはいますけど さいきんまた なんだか こわくなったんですね それで勉強して ろうかを走ってきたんです どう しようもない 窓のむこう 犬がゆれる 目をあけていてくださいね ここでは 牛乳がいちばんやすいんですよ
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人材
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『人材』の新装版です。2015年8月19日、私家版。収録作品は元版(2013年10月11日)と同じです。 --- あんまり楽しめなかったな 塩をさげている、 手つかずの女の子。 これだけのものをもちながら 椅子にならんで 立っていた 歳月 三つの地域にわかれ すべていい思いをしていた。 ほんとうは なにがないというのだろう おもてからやってきて 象になるというのは。 「その顔は、デザインですか?」 川を見たことは 見たが これいじょう親しくなったからといって ぼくが 例としてふさわしいとはおもえない。 知識のなかでも 姉とけんかした --- 鹿 一応、武器として考えているのは、掃除機かなあ。「うわっ、これ人間のじゃないですか」っていわれてもねえ、オレ、伝統を重んじるほうだし……。もう息子に相撲かてないしね……。 --- 期待できる家 一分間見ていると 老婆が出てくる 家。 キリストに自由にしゃべってもらった。 これがそのカセットテープだ。 --- 人材 37年も生きてくれば、小さな実験しかしなくなる。 例えば、アメリカの国に入ってした実験。 あれが最後だったのではないか? 無理をするなという声もする。 どじょうを食べた。 いのちの鳴き声だ。 まだ漢字は書ける。 36年というのはそういう数字、 期待だ。 まるでちがう足で歩いた 戦場のことだ。 愛されている。 わかりきったものも 腕にして ならばせていたのだ。 「今年は、このうたを与えられてたからがまんできた。」 人の代わりをまだ見ているのか。 あそびで過ごした 店の村。 子どもらがほどけて めいめいの住所に 犬を移している。 --- 豚肉 あんなにいっしょうけんめい書いたのに ハンマーを持って すわっている。 釘を打つ姿勢 ヨーロッパによくある 豚肉だ。 右と左にひらいて 様子 ここだったところを 無作為にはしっている もう何をいっても通じない 人間の放課後 ぼくは食べている そのほかのことが いちど、 おそいかかってくるように。 「どのくらいの、 茶碗なのか 見てやろう。」 すぐにはわからなかった。 じっとしているあいだ、 木が生えた。
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二体
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2015年4月1日、書肆梓刊。第2刷(新装版)。初刷(2010年7月7日)時の栞は付属していません。 言語実験工房賞受賞。 --- 象と川 川の人間を走っていると 昭和17年の川 まちがえてしまった どんな手も 象と川かもしれないな --- 節 このような白いところで バカがいて 庭を舐めていた たぶんすることがないから ズボンを焼いたのだ 馬を連れて 叔父をたずねた 叔父は目を洗っていた 手首ゲームをした ずるい方法で叔父が勝った 桃食うか? アート引越センターの箱に 目覚ましなどといっしょに うどんが入っていた 桃ではなかった --- タオル 新鮮なタオルを出した 銃でうった 当たんなかった そこにつめてあったビニールのどれが待ったような気もするし待っていないような気もするものなのかわからない 長生きするのがどうもありがたいという人は別にきらいじゃないですよ 何で怒ってるの。 --- 侮辱 若者を侮辱することばを考えていた。 それで今日の午前中をつぶした。 紙に十個くらいかいて 小さい紙だったので もうかけなくなった 次の紙にまた十個かいたら やはりいっぱいになった この紙には十個しかかけないと思った だけどまだ同じ紙があったので また十個書いた すごくきれいに書けた 見やすい よくできたので 余白の右上のところに 花の絵を描いたら 失敗した リアルに描きすぎたのだ
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参考になる
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『参考になる』の新版です。2018年1月22日、私家版。元版-2007年11月23日刊。新版にあたり、「一九八七年までのねじめ正一年譜」に修正を加えている。 --- 嘘をついている人 嘘をついている人が 向こうからやってきた。 階段ののぼりおりなど大変だ。 あ、危ない いいからおまえは引っ込んでろ。 みちゃいられない。 おまえは引っ込んでいろというんだ。 ただし、そこはオレの床だ。 ほかの床でやりたまえ。 おまえ、 昨日のあれは何だ。 あれだよ。わからんか あれだ 思い出したか? まだだと!? おしおきだこれだ これがおしおきというものだ これがおしおきということだ 疲れたかい? 立て! 臭いじゃないか おまえは臭いおまえは臭いおまえは臭い はああ楽になってきた 先生は楽になってきたんだよ おまえは臭いおまえは臭いおまえは臭い そばに来た 嘘をついている人が、 「文中の傍線(1~6)のカタカナを漢字で記せ。 『静岡県伊豆の国市の県立高1年の女子生徒(16)が8月から10月にかけ、自宅などで母親(47)にネズミの1クジョなどに使われる2ゲキブツのタリウムを3セッシュさせ、意識不明の状態にしたとされる事件。県警は10月31日、女子生徒を殺人4ミスイ容疑で5タイホ。自室でタリウムなど複数種の薬品や小動物の6シガイのほか、継母をタリウムで殺すなど3人を毒殺し、その症状を日記につけた英国の毒殺犯、グレアム・ヤングを描いた伝記「毒殺日記」が見つかった。』(「東奥日報」2005・11・5)」 解答。 1オレ 2UFOやめるわ 3UFOだよ 4U・F・O(頭の上で 5「U」「F」「O」のかたち。 6わかりやすいと思ってるんだろうか。) --- 国立市西清鶴荘 げへへといっているから、 つかまえた。 大家だった。 三日飼って 放した。 すばやく見えなくなった。 この家に住むのはもうやめる。 感動した 感動したといいながら、 最後の客、友人B(醜い)が 見てはならないものを持って 入ってきたので、 見てしまった。 何か敷くものを と さがしているまに Bは 「指でいいかい?」といって、 ぼくは彼の目をかくす役をやらされた。 こんばんは。 新しい犬の時間がやってまいりました。 「司会の屈辱」です。 埼玉県鴻巣市のムカシトカゲさんから 早速の犬ですね。 先輩。 この 犬なら 一 週間は もつね。 刺激してごらん。 あっ、 インド、中国で自動車の普及率が高まると石油不足になるので、エネルギーの多様化を求める 声が。 じゃ、見てはならないものの話をしとこう。 慣れてきた から。 もうほうっておいても大丈夫。 食うか? 森永「ムーンライト」。 近年のお菓子と来た日には、 保存のためとか抜かしやがって、けっ、 てめえに明日があるとでも思ってるんかよ、 個装されて、 もどかしいったら、 はぐはぐはぐ。これ。 ん? 逃げた 見てはならないもの はぐはぐはぐ。が 欲望で丸をつけたのだ。 ほう。 気に入ったよ。 --- 塩について 塩についていえることは少ないですね 前にもいったかもしれませんが 塩についていえることはほとんどないです もしかしたら さっきもいったかもしれませんが 塩についていえることはほとんどないんですよ ぼくがよく憶えているのは 部面ということばです よく 憶えているのです ぼくはよく憶えています 何か 部面ということばだったと思います --- 女王様 牛の途中で出てきたの 土足のまま わかってしまったから うろたえて というはずなのに 自分のやってきたことだけを 根拠にした よかった。 期待してみたが、 めんどうくさくなって、 こちらも少し安心 なかなか進まないとは思うんですよ あまりに早く なめるなという うしろめたい顔かそれは むずかしいので はっきりしてくる あ。だけど、はっきりしてくる 女王様 んべっ。 これは食いものじゃねえ 普段、靴でひしめいている玄関の、靴一足分を空けると 女王様はこたつを批判しながら 鞭を所定の位置に置いた 仮面ははずさない --- 鳩 昼休みの、弁当に 鳩がまわりくどく 近寄ってきている 追い払うと、 追い払うのだが、 別の一羽が参加してきて ぼくのそばの鳩の中の 抽象的な鳥がうずきだして ぼくの足もとからほどかれる と ぼくの中の 抽象的な鳥が あとを追って 交差し どちらかが落ちた そのことに怒っているんだよ
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困った人だ
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2005年6月1日、開扇堂刊。 --- 笹浜 笹浜さんが「めし、くいませんか」という、で 「何をくいますか?」とオレがきいて迷っている。 ラーメン屋をみたりして、混んでるなといったりして。 笹浜さんは「何でもいいんですけど」 といいながら、ずっと歩く。 街を出てしまった。 穴場を知ってるのかなと思い、ついていくと。 「ここです。」 普通のアパートである。 「どうぞおあがりください。」 笹浜さんは独身らしい。何でも作りますよ。 そのことばに、キムチチャーハンをリクエストする。 すると、笹浜さんは、「おっと、大根があるな」 といって、ふろふき大根を作ってくれた。 待つ間、知恵の輪をいじって、 「プロジェクトX」をみた。 笹浜さんが「やっぱり、アメリカか」というので、 「ええ」といった。 帰り際、笹浜さんはシャツの前を開けて、内部のTシャツの上にあるミニーマウスを示した。 やがて、街で 意味のないところに立っている笹浜さんを見つけた。 「こんにちは」と挨拶すると、 その本屋に入りたいのだが、 アイスがくい終わらないのだそうだ。 --- 脱ぐ 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は1日、通称「おれおれ中野学校」で、 恐喝や詐欺の手口を学んでいたと供述しているという。 イチロー(39)は爆発するという内容の約380ヘクタールを順次返還するとともに、 銀行の通帳を改ざんするなどして300万円を引き出した。 そのため、社会情勢にかんがみて今季限りでユニホームを脱ぐ意思を伝えた。 (読売新聞)9月2日14時49分更新 (このように脱ぐ予定です) 息を吸いながら腕を前から上げる。 息を吐きながら腕を横から下ろす。 腕を横に振りながら、脚を曲げ伸ばす。 腕を振り戻して、交差しながら、かかとを下ろして上げる。 腕を下から外側に大きく回す。 逆回しで内側に大きく回し、胸の前で腕を交差する。 左脚を開いて、腕を横に振る。 腕を振り戻して、胸の前で交差する。 腕を斜めに振り上げながら、胸を反らす。 腕を振り戻して、胸の前で交差する。
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スケベ心とどまるところを知らず、明日に向かう。
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2002年12月10日、詩学社刊。 --- いい運転だ この大陸は、どこをどうとっても ああ っと、いい運転だ。 成仏の好きな ひとを、で ちょうど運んできてやったぞ と恩をきせられる、ぼくの好きな成仏 よかった、も、そういうこと、もない ただ、きみ と声をかけて、ハンドルだけではないから。 またいい運転か。いやいい運転だ、だ。 そう、いい運転だだ。 よくそんなに、また、をこえても大陸はまだ いい運転 いい運転だ を希望する、ぬけめない。 はずれることのない、できない。 大陸の裏をかくには たっぷり一時間かけて ぼくたちは囲んでいる 美沙子さんはぼくと外で エッチなことをしてから 車にのりこんで エッチなことをまたしようとするので すぐに 動かしてしまった じつは それがことのほかよかったらしく 美沙子さんの口から例のものと一緒に 「いい運転だね」 ということばが出てきた どこでおぼえたんだい 「てへへ」 使いこなせているのだ ぼくは ずっと、のもので 道までなんとかもたせると 車をとめ、今後の成仏ついでに 美沙子さんを必要な部分だけとりだし のこりは もてあました わきみちに入ることを、誇りまたは成仏と いっしょにした、ただもの。 能力あるものは 死んでいることを やめるわけにはいかない やめるならいまのうちだと思うのだが 別に用意しておいた 死を 車から運んで それで伊藤(大陸)を、 まあ一時間あったんだ --- ぱぱぱ、ぱぱ ぱぱぱをいじめたい人あつまれ みみをひっぱったり すると もらえる 無限に もらえる もよりの おうさまに 申し込もう いじめて もらえる 脳は 正しいかな ぼくのおうさまは おいしいよ --- 消して ぼくを 消して かおで 特に。 大物政治家がいい発言をする 「ぼくたちは彼女にいいようにされているだけなんだ」 参考になるなあ だが これもクイズになっている やはりニュースだけではだめだ 眠い はやく。 「彼女」のかおでどうにかならないのか 大物政治家がこどもをうむ こういうのがほしかったんだよ さっそく はこに入れる まだまにあうかな ぐりぐりぐり 消して はやく。