人材

『人材』の新装版です。2015年8月19日、私家版。収録作品は元版(2013年10月11日)と同じです。

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あんまり楽しめなかったな




塩をさげている、
手つかずの女の子。
これだけのものをもちながら
椅子にならんで
立っていた
歳月
三つの地域にわかれ
すべていい思いをしていた。

ほんとうは
なにがないというのだろう
おもてからやってきて
象になるというのは。
「その顔は、デザインですか?」

川を見たことは
見たが
これいじょう親しくなったからといって
ぼくが
例としてふさわしいとはおもえない。

知識のなかでも
姉とけんかした

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鹿



一応、武器として考えているのは、掃除機かなあ。「うわっ、これ人間のじゃないですか」っていわれてもねえ、オレ、伝統を重んじるほうだし……。もう息子に相撲かてないしね……。

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期待できる家



一分間見ていると
老婆が出てくる
家。

キリストに自由にしゃべってもらった。
これがそのカセットテープだ。

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人材



37年も生きてくれば、小さな実験しかしなくなる。
例えば、アメリカの国に入ってした実験。
あれが最後だったのではないか?
無理をするなという声もする。
どじょうを食べた。
いのちの鳴き声だ。

まだ漢字は書ける。
36年というのはそういう数字、
期待だ。
まるでちがう足で歩いた
戦場のことだ。

愛されている。
わかりきったものも
腕にして
ならばせていたのだ。
「今年は、このうたを与えられてたからがまんできた。」

人の代わりをまだ見ているのか。
あそびで過ごした
店の村。
子どもらがほどけて
めいめいの住所に
犬を移している。

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豚肉



あんなにいっしょうけんめい書いたのに
ハンマーを持って
すわっている。
釘を打つ姿勢
ヨーロッパによくある
豚肉だ。
右と左にひらいて
様子
ここだったところを
無作為にはしっている

もう何をいっても通じない
人間の放課後
ぼくは食べている
そのほかのことが
いちど、
おそいかかってくるように。
「どのくらいの、
茶碗なのか
見てやろう。」
すぐにはわからなかった。
じっとしているあいだ、
木が生えた。

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