二体

2015年4月1日、書肆梓刊。第2刷(新装版)。初刷(2010年7月7日)時の栞は付属していません。
言語実験工房賞受賞。

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象と川



川の人間を走っていると
昭和17年の川
まちがえてしまった
どんな手も
象と川かもしれないな

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このような白いところで
バカがいて
庭を舐めていた
たぶんすることがないから
ズボンを焼いたのだ
馬を連れて
叔父をたずねた
叔父は目を洗っていた
手首ゲームをした
ずるい方法で叔父が勝った
桃食うか?
アート引越センターの箱に
目覚ましなどといっしょに
うどんが入っていた
桃ではなかった

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タオル



新鮮なタオルを出した
銃でうった
当たんなかった
そこにつめてあったビニールのどれが待ったような気もするし待っていないような気もするものなのかわからない
長生きするのがどうもありがたいという人は別にきらいじゃないですよ
何で怒ってるの。

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侮辱



若者を侮辱することばを考えていた。
それで今日の午前中をつぶした。
紙に十個くらいかいて
小さい紙だったので
もうかけなくなった
次の紙にまた十個かいたら
やはりいっぱいになった
この紙には十個しかかけないと思った
だけどまだ同じ紙があったので
また十個書いた
すごくきれいに書けた
見やすい
よくできたので
余白の右上のところに
花の絵を描いたら
失敗した
リアルに描きすぎたのだ

¥ 1,200

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