2024/04/16 18:34

うさぎ

何も考えないでも派手な動き。穴のあいた袋に自分の鮨をつめる、そのための拳銃だったんじゃないのか。力の抜けた王さまの背中をやさしく抱きとめた夏。だれもが団地から血を流している。意識のすきまの係の人が...

2024/04/01 22:23

ノーベル

人生のような10分間で顔の奥にある「段違い平行棒」をする。テレビとしてはそう考えたことだろう。指紋を投げ捨てたビルのいうことは正しかった。便利とは逆の方向に坊主頭が向かう。その先。これが植民地の左腕...

2024/03/16 09:09

できること

ここでできること。人々のあいだから自分が出てくる。この地域は鶏肉にまかせておいていいものだろうか。影のような結婚話がつづく。われわれは個人史的にまちがっていくだろう。それでも宇宙は縦長に書くものだ...

2024/03/01 09:22

入道雲

目にあまる男、田坂の透明なのどぼとけに誓って。純粋温泉には気をつけなければなりませんな。これが音楽だ、とはだれも気づかないハマさんの未来。破裂した中学生に胸ぐらをつかまれ花にまみれるだけなんて。間...

2024/02/26 12:38

『鳥をかくまで』刊行

続いていますが、ここ3年くらいのTwitter以外の作品をまとめた詩集『鳥をかくまで』を刊行しました。1200円+送料180円。ご注文をTwitterのメッセージもしくはHP「komineke」のCONTACTなどで受け付けます。「...

2024/02/16 09:17

定義

善の中身がちらほら見える(飴玉が多い)。ここはきみの来るところではない。身分のある小男の顔がどこまでも引き延ばされていく。その予感のために上海を定義しなおしたとでもいうのか? それも犯罪小説が顔に...

2024/02/01 10:42

消滅

消滅。それだけがわたしの体操だ。このドトールには目と地下鉄が入れ替わった人しかいない。「眠いなあ」。人間の話に影響された人が持ち上げるビールケースみたいにか? もうあの粘土の世話は無理だ。苦しんで...

2024/01/28 09:52

『スカッ』刊行

ここ3年くらいのTwitterでの発表作をまとめた詩集『スカッ』を刊行しました。38篇38ページ。1000円+送料180円。ご注文をTwitterのメッセージもしくはHP「komineke」のCONTACTなどで受け付けます。「わたした...

2024/01/16 09:55

氷河期

寿司のにおいのする女性が氷河期を語る。「こんなに静かな作品だったとは」。大切なものはいつでも口から入ってくる。奪う、そして配置する。一人で寝てると蜂が出ます、空からうどんを食べませんか。ぼくには「...

2024/01/02 08:44

大逆転

加藤さんはなぜ、わたしの崩壊を手助けしてくれたのだろう。枝のフランソワが汚職がテルアビブを味わっている。それはおやすみのメロディと同じことだ。今日のビデオを見れば、顔が成長する。そう信じて、買い物...

2023/12/16 09:34

仕上がっている

理由のわかるピンクというのはさみしいものだ。大人が本気出すとこうなるよ、という生き物のかたまりに九官鳥の生を投げつけていいわけではないだろうが。しびれるぜ、この平等。部屋から頭をはみ出させて眠る、...

2023/12/01 09:41

星の煮物

どんなに抽象の馬を持ってきても、この草原は焼けたままだ。今夜、弱い男が馬に運ばれてここを通る。いっさいを蟹と交換してほしい。彼は願うだろう。大まかにいうと口の立場が違うのだ。手から外が入り込んでき...

2023/11/16 10:05

ホップス

ホップス、何を恐れている? 無料コンサートにくつろぎすぎた客がおしよせ、太平洋の意味を変えてしまった。それはあなたに鉄塔が重なっているからでは。生まれたときから白鳥を飼っていた、そのことを責めてい...

2023/11/01 15:40

土管

美容室「土管」の中から手を振っているのは、救いようもなく赤い田島の持ち主だ。彼は現在の政体では「消極的なこんにゃく」に対応できないとし、三、四人ごとに奥歯を結びあいその糸に乗るものが「権利」、乗ら...

2023/10/16 10:07

蛇

悪魔が食う飯を破片だけでも見ておきたいとやってきた人たちがしあわせになっていく姿を見ているのはつらいといえばつらいし、それが昭和だといえばいえそうだ。わたしはマダムではない、というのに。きみがどん...